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登山:宝剣岳-木曽駒ヶ岳 2000年8月

 

この年も大学生を25名ほど連れて、中央アルプス千畳敷から宝剣岳、駒飼ノ池・濃ヶ池を巡る天上散歩、そして木曽谷へ下るという2泊3日の山行でした。 1日目・2日目はやや雲の多い天候でしたが、下山する3日目にはよく晴れて、夜明け頃には北アルプスの白馬岳まで見通す事も出来ました。

 

行程図
駒ヶ根高原から路線バスで約30分、しらび平駅から標高2600mの千畳敷までロープウエイで雲上の別天地へ。 千畳敷では観光客がごった返していますが、急斜面の登山道を2時間も登ればそこはもうアルピニストの世界です。 平日だった事もあり、二日目の天狗荘から馬飼ノ池と濃ヶ池経由、頂上山荘までの天上散歩では登山者ともほとんど行き違いませんでした。
アプローチはお手軽ですが、その気になれば腰を据えた楽しみ方が出来る山だと思います。

 

※サムネイル画像をクリックすると、拡大して見られます。
千畳敷カール 馬飼ノ池 木曽頂上山荘と遠方の御岳 太陽柱

 

天狗岩 朝焼け 朝の雲海

 

今回は迷惑な中高年登山ツアー客にも出会わず、快適で静かな山旅が味わえました。 気になったのはバスとロープウエイを乗り継いで、観光ツアー客が手軽に訪れることができる高山であること。 ツアーでは分刻みのスケジュールに、高度順応も満足に出来ないまま千畳敷を訪れてしまい、頭痛や吐き気に見舞われてしまう人も居るようです。 ロープウエイで一気に登ったあとは、せめて10〜15分間は、激しい行動はせずに過ごす事も大事だと思います。
また、我々の訪れた翌々日には宝剣岳の岩場で、中年男性が滑落して亡くなる事故もありました。 やはりどんな手軽なアプローチであっても、登山は常に危険と隣り合わせだという事を忘れない事も必要でしょう。


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