極私的愛車遍歴-08

VW Golf IV Wagon 2002〜2015年

GolfWagon GLi

フロントビュー

FF/AT/1984cc/5ドア/シルバーメタリック
自分としては長めに乗ったBMWからまたドイツのクルマ、VWゴルフの4代目モデルのワゴンに乗り換えました。モデル名はGolf-IV Wagon GLIで、BMWと比べて約100万も下の価格ではありましたが、必要にして充分なパフォーマンスを備えていました。

カタログに載っていた燃費は1015モード走行(この頃はこういう表記)で9.7km/l。いっぽう車経簿として付けていたノートによる生涯燃費は、およそ95,807km走るの9,859.71リッターを要していて、計算すると9.71km/l…と、まぁなんとカタログ通りの燃費だった事が判明。(^^)(もっとも無鉛ハイオク指定なので、ガソリン代はレギュラーガソリンよりも割高なのは仕方ありません)

インストルメントパネル

手放す直前のインパネ

日々の仕事は勿論、子供らを連れてのキャンプやスキー、学校入学の引っ越しなど、広いラゲッジルームの恩恵を120%享受することが出来ました。
乗り始めて以降大きなトラブルは無く、細かいところを言えば、納車後すぐにリアワイパーのモーターを交換した事と、
12月に入って、4気筒の内1気筒の着火が上手く行かない症状に見舞われた程度でしょうか。でもそうしたマイナートラブルは最初の数ヶ月の内に出きって、あとの13年間を快適に走り抜けてくれました。そうして考えると、BMWよりは遥かに手の掛からないクルマだったという事ですね。

カーナビ画面

カーナビはPioneerの“楽ナビ”

購入してすぐ、当時流行りだした「カーナビ」を取り付けてみました。ダッシュボード中央の1DINサイズのカーラジオスペースへ、それを取り外してセット。あちこちへ出かける時に便利なデバイスでした。オマケとしてTV放送が受信できる機能があったんですが、2011年に「地デジ放送」に完全移行となって、それ以降は使えなくなりました。(T.T)

フロントヘッドライト

13年間クリアだったヘッドランプカバー

13年間乗っていて感心したのは、フロントヘッドライトの樹脂カバーの透明度です。素材はポリカーボネートかと思うのですが、多くの国産車のそれは5〜6年もすると黄ばみが目立ってきたり、最悪白っぽく曇ってしまって、中のランプ光量が不安になる様な感じです。(カー用品店などでそれを綺麗にする研磨剤なども売られている程)
その点このGolfは、ずっと透明で綺麗なままでした。何が違うんでしょうか。(?_?)

ドア周り

見るも無惨な樹脂パーツ

いっぽう、逆に残念でならなかったのがこのドア内側のドアハンドル周り。(^^;)
乗り始めて5〜6年後、薄皮が剥がれるように少しずつ捲れてきてしまい、やがて手前の部分の様に“一皮めくれた”状態になってしまいました。
ディーラーの説明では「ドイツ本国との気候の違いで、日本に輸入されたこのモデルの樹脂はこの様に変化してしまうんです」とのこと。プラスチックの組成が日本の高温多湿の気候に合わなかった…という事らしいですが、もうちょっと何とかならなかったのか、というのが正直な気持ちです。(もしかしたら、私の買った製造ロット以降は改善されたのかも知れませんが…)

総括してこのGolf-IV Wagonは、車としての性能は必要にして充分で、上記の樹脂表面の問題を除けば概ね「佳いクルマ」だったと思います。足掛け13年間乗り続け、自動車税が車齢13年以降は上がってしまうので、次の車に乗り換えました。


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