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I.E6から7にすると....

表示できなくなるサイトが増える?

 
11月2日から、I.Eの次期バージョンである7がDLできるようになっているみたいですね。 今回はいわゆる「自動アップデート」ではなく、手動で各自の意思に基づいて新バージョンをDLする形らしいですが、来年4月からはイヤが応でも自動的に「アップデートしますか?」と聞いてくる自動UDになる様です。

以前言われていたバージョンアップによる機能充実は、より「Web標準」に近くなる....という部分が大きかったと思います。 ところが最近の情報によれば【I.E7には「application/xhtml+xml のページをまったく表示できない」バグがある】(妖精現実/フェアリアル:IEユーザーのみなさん、さようなら)とのことで、これはゆゆしき問題だと思います。(^_^;)

まぁ、今のところはI.E6に対応し表示できているサイトも多いし、I.E7にしていないWindowsユーザーも多いので問題は大きくなりませんが、これが来年4月以降、何も考えずに自動アップデートをしてしまう一般ユーザーが増えると、混乱が広がるでしょうね。
私のようにWebサイトを仕事にしている立場から言うと、今までは何とかI.E6まで対応はしてきたけれど、今後も7に対して表示できるように対応させるのは現実的ではなく、切り捨てるしかないんじゃないかと思ってしまいます。
今だって「独自の仕様」で、ただでさえ表示上の問題が多いI.Eなんですが、XHTMLに替わっていって表示問題がさらに倍増するとなると、対応させるのがひとつのビジネスになるくらいのボリュームです。(かえってそのほうが稼げて良いって?もうそれはカンベンしてもらいたいです(^_^;))

世の中の9割がWindowsユーザーで、さらにその中の8割がI.Eユーザーであることを考えると、今の世の中のWeb利用者の8割近くが「Windows/I.E」でサイトを見ている、と判断せざるを得ません。 しかしそのユーザーがI.E7に変わったとたん、世の中の標準的なサイト(Web標準を取り入れてXHTMLで書かれている)を表示できなくなります。 以前からある「IE専用のサイト=他のブラウザでは文字化けが発生したり、クリックやなんかの仕掛けが作動しないサイト」は表示できますが、いつまでもそんな事がまかり通る訳がありません。

この【妖精現実/フェアリアル】にも書かれているように
>IE7 を作った人は、IE7 が対応しなければウェブページの側がIE7に合わせてくれるだろうと甘えているのでしょうが、 そういう「自分を中心にウェブが回る」という一企業の傲慢に合わせるのは、 長期的に世の中のためにならないでしょう。

全くその通り! 「いつまでもワガママが通ると思ってるなよ!」と言いたくもなります。
また「ゲイツの顔にパイをぶつける」なんて行動に出る人がいないとも限りません。(^_^;)

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11月15日追記

上に書いた【I.E7には「application/xhtml+xml のページをまったく表示できない」バグがある】というのは、どうもこのサイト開設者さんが、ある意味“早とちり”で書いた文章だと思われるフシがあります。 この元の文章も、どういう訳か(私が捜し出せないセイなのか)このサイト上で読みかえすことが出来ません。
本当にそのような“バグ”が存在するとなれば、世の中でもっと大騒ぎになるでしょう。(^_^;) しばらく静観するかな....と思っています。

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