国を挙げてのWinny対策
日本国政府がウイニー対策ソフトを開発するんだそうな。
このニュースによると「政府は、電子情報の流出やウイルスの被害を防ぐ新型セキュリティーソフトの開発を決めた」とのこと。 しかしながら「開発する際に技術的な困難があるうえ、どこまで普及するかわからず、ウィニー対策の決め手になるか不透明だ」としています。
うーん....このように官製のモノが、決定的に持ち合わせていないのが「切迫性と緊急性」だと思うわけですな。 ニュース元もその点シビアに看破していますが、それにしても「どこまで普及するか....」とはまた自信のないコトで....。(^_^;)
まぁ、一般に使われているメーカーのその手の対策ソフトを使うと、やれ特定のメーカーばかり贔屓して....とか、採用について裏で取引が....なんて要らぬ噂が立たないように、官製の対策ソフトということで、警察や官公庁に配布してオオヤケの情報が漏れないようにする....という形にしてくれればそれで充分だと思います。
そうかと思えば、大手新聞社から読者10満人分の情報が流出した....そうで、これは新型のファイル交換ソフト「Share」が原因などというニュースが。
こうなってはもう何をか況や、他人が被害を受けても、訴えられて騒ぎにならなければ問題意識も出てこない、という構造がこういう状況を生んでいるわけですな。 そもそも新聞社で、不正なデータを交換(ソフトそのものに識別する機能はないので)するソフトが使われている、ということ自体が問題な訳でもありますね。
もう、「ファイル交換ソフトは使うな」というかけ声は虚しく響くのみとなってしまいますが、皆が皆、安いからといってWindowsばかり使っている事にも原因があるのは当然ですね。
5月12日追記
今日ふたたび確認しようとしたら、asahi.comの記事は消滅済み....(-_-;) だからアサヒの情報は....って、話があらぬ方向へ行ってしまいました。
で、このニュースの内容、本当のところはウイルス対策ソフトということではなくて、OSそのものを政府主導で開発しようというお話しらしいですね。 しかも来年の3月までの期間で....(^_^;)
と思ったら、こちらのニュースソースではまたニュアンスが違って「セキュアOS環境」だと....
結論はどうやら「独自OS」ではないようですが、政府主導ですることといったら、お粗末な結果が目に見えているので、ナントもはやですね〜〜。(^_^;)