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おお!これだ!

22日のエントリーで書いた「ダ・ビンチの生涯」はこれでした!

正しくは「ダ・ヴィンチ〜ミステリアスな生涯」という題名で、1972年にイタリア放送協会(RAI)が制作したドキュメンタリーでした。 松田純一氏の「Macテクノロジー研究所」ブログに、そのDVDを観たという記事が....。(O_o)WAO!!!

とりわけ、その文章の中にあった一文....
『昨今話題の「ダ・ヴィンチ・コード」といった類の興味ではない。あれはまったくのフィクション・小説であり、あのような視点からでは実際に時代を生きたレオナルドの姿など分かるわけはないと私は考えている』
まさに我が意を得たり。 ダ・ビンチという偉大な人物を、たかが(失礼)2時間あまりのフィクションで描ききれるものではない、と断言したい。

その作品(TV放送用のドラマだった)の作りは、1人の現代人ストーリーテラーが、ダ・ビンチの足跡を辿り、時には登場人物と言葉を交わしたりして解説を進めていく....という作りでした。 とりわけ今でも印象的なのは、そのテーマ曲が随所に織り込まれていたことと、ダ・ビンチの作品が忠実に再現(模型ではなく実際の大道具として)されていたことで、当時の画法(テンペラ画など)の詳しい解説や、風俗・政治・歴史的背景など、知的興味をそそる内容は何度観ても新鮮だと思います。
松田氏も
『しかし私にとっては人物描写はもとよりだが、衣装や当時の街並み、室内の様子、そしてレオナルドの発明・制作した"もの"たちがビジュアルで見ることができるのは何よりの魅力である』
と書かれていて、まさにその通り!(^_^)

学生時代にその番組に触れた私は、1991年の結婚旅行でイタリアへ行った時、迷わずミラノの「科学技術博物館」を巡回ルートに組み込み、ダ・ビンチの展示をくまなく観て廻りました。 「最後の晩餐」は、丁度行った時期が修復中で直接観ることはできませんでしたが、この作品では絵の構図から、登場人物の細かな解説まで、微に入り細に入り解説してくれていたので、まるで観てきたかのように語ることができるほどです。(笑)
この番組の完成度は相当なもので、いま話題になっている「キリストの左隣に描かれている人物が、女性で彼の配偶者だった」などという話は、後付けの話題にするだけが目的の茶番だと思えるほどで、そんな下世話な事など消しとんでしまうほどの重みと説得力を持って、観る者に迫ってきます。
 
DaVinci.jpg

Amazonで探してみると、10,175円で発売中! さっそく「ポチッと」してしまったのは言うまでもありません。(^_^)

ちなみに「レオナルド・ダ・ビンチ」というのは「ビンチ村のレオナルド」という意味で、このエントリーの中でも便宜的に使ってきましたが、ダ・ビンチが姓というわけではありません。 為念。

コメント

( ̄ω ̄)
これ見てみたい・・・。
お手頃価格だから買っちゃうか。
海女存逝ってみるかな。

ぜしぜし!
オススメです。(^。^)/

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