誰が見たって判る
構図はおろか、色彩まで同じとなると、もう「似せて作ったモノ」以外の何ものでもないでしょう!
昨日のニュースにあったこの事....「今春の芸術選奨で文科大臣賞を受けた洋画家の和田義彦氏(66)が、主な受賞理由だった昨年の展覧会に、知人のイタリア人画家の絵と酷似した作品を多数出展したとして文化庁が調査している」
そしてコレが2人の作品。(左:イタリア人画家/右:和田氏)
こりゃどう見たって贋作でしょう。
ある意味、描写の方法までここまで似せて描く、と言うのもひとつの技術だと言えなくもないけど、それが堂々と文化庁主催の賞をもらうなど、ふざけた話です。
そもそもこの和田氏という人物、66才にもなって「似た作品」と認めながら「同じモチーフで制作したもので、盗作ではない」とか言い訳めいたコト言って済むと思ってるの? 言うに事欠いて「比べて見れば、違う作品だとわかる」なんて、ヒトをバカにするのもホドホドにしないといい死に方しないぞ。(-_-;)
長いこと「先生、先生」って呼ばれて持ち上げられてると、感覚がおかしくなっちゃうのかなぁ。
文化庁のほうも「専門家の意見を聞く」なんて生ぬるいこと言ってないでハッキリ言えばいいのに.... 案外この和田センセイって、文化庁と“深い仲”だったりして。(笑)
こんな私だって、ひとの作品と似たものを世に出す(と言ってもごくごく狭い範囲の“世間”ですが)時は気が引けるのに、ここまで堂々とされちゃうとかえって文句付けづらいのかなぁ? 文化庁って言ったって、所詮は親方日の丸のお役人なんだ、てこと?(^_^;)
6/6追記:
その後の報道で、この受賞は取り消しになったそうで.... しかしこのセンセイ、「不名誉な取り消しではなく返上としたい」「返上願いを受け付けず、盗作ではないという主張も受け入れられないままの取り消し決定は大変遺憾だ」とか何とか、いまだに罪の意識がないのにも呆れます。
しかも....私の母校の教授を一時期やっていたとは!(-_-;)
コメント
ぢゃ。こんどはオラがこの絵を真似する。
(・ω・)ノ
投稿者: とめ | 2006年06月01日 14:59