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ビル・ゲイツが辞めた後

去る16日に「MSビル・ゲイツ氏、08年7月に経営の一線引退」というニュースが流れました。

 
世の中の一般的な認識として「Windowsを作り出した天才的なプログラマ=ビル・ゲイツ」というものがありますが、それが大きな誤解であることはあまり知られていないと思います。
「なんでそんな根も葉もないことを!?」と思う向きもあるかも知れませんが、かつて公開された映画「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」という作品がありました。(関心空間へのリンク) これは若き日のS・ジョブス氏と、マイクロソフトを興したビル・ゲイツ氏といった、ベンチャー達のサクセスストーリーと苦悩を描いた作品で、その中でゲイツ氏が無名のプログラマから「MS-DOS」を買い取る、というシーンがありました。

それ以降もMacのUI(ユーザーインタフェース)に似せたWindowsを発表したり、様々なMS外部の技術やソフトなどを買い取って、今の状況があるわけです。
そういう経緯を知らないまま、『PCの世界を席巻しているMSの会長で世界一の金持ちなんだから、きっと天才的なプログラマに違いない....』という幻想に後押しされて、今の一般的なビル・ゲイツのイメージがあるんだと思います。(私から見れば決してプログラマなどではなく、むしろ「天才的な経営者」と思うんですが違っていますかね(^_^;))

さてそこでこのニュース「ポストゲイツ時代を築く....」ですが、私からしてみればMSの経営者が変わるということだけで、その後のWindowsなどの開発には何の支障もない、ということでしょう。 取りも直さず、それはWindowsが今後も変わりなく続く事を意味し、巷に蔓延する「困った影響」も存在し続ける.... ということになります。(この「困った影響」については明日)(-_-;)


6/21追記:
IT media Newsで面白い記事を発見。
ゲイツ氏は“Windows Vistaが出来上がるのを見たくないから辞める”んだそーな.....(^_^;)

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