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プルートー

浦沢直樹氏の作品「プルートー」はスゴイ!

 
この作品は、あの手塚治虫氏の「鉄腕アトム」の中の話『地上最大のロボット』を下敷きにして、物語の主人公を、原作では脇役の「刑事ゲジヒト」にして作り上げています。
 
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いやー、浦沢氏の構成力というか創造力はスゴイですね。(^_^;) 単行本3巻を購入してイッキに読んでしまいましたが、ストーリーもさることながら、登場人物の各キャラクターが素晴らしい意味で「立って」います。 しかも手塚版の時にはマンガマンガしていた各登場人物の描写が、浦沢氏独自のシリアス調に無理がなくアレンジされていて、好感が持てます。
お茶の水博士や田鷲警部(浦沢作品では警視)、中村課長が、「なるほど“フツー”に描くとこういう感じなのね」という感じだし、アトムやウランに至っては全くごく普通の子供(ただし髪の毛は寝癖(?)で跳ね上がっていますが)の外見に描かれています。 ....しかしTVアニメの時は田鷲警部、あんなにロボット嫌いだったっけ?と思わせる台詞が気になりますが。

この中に描かれている「ロボットとは?人間とは?その関係とはどうあるべきか?」といったようなテーマが、ぐるぐるとアタマの中に渦巻いてしまい、勢い余ってTSUTAYAで「ブレードランナー」「アイ・ロボット」「マイノリティーリポート」(これはロボットからはやや外れてしまいましたが)をレンタルしてきちゃいました。(^_^;)ゞ

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